おしゃべりのようなもの

記録と記憶です。

ながめくらしつ「…の手触り」〜昨日の手触り〜

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やっと、感想が書けそうです!!

やっぱり私は、感情を落ち着けて整理するのに約1週間かかるようです(笑)

 

ぜひ、読んでいただければと思います。

 

・・・

今回のながめくらしつの公演は、私にとって初めての「ながめくらしつ」でした。

ながめくらしつ、そして現代サーカスを知ってまだ数ヶ月。

人生で「初めて」はたった1回きり。そんな貴重な時間が17日に叶いました。

 

前回の公演中止を経て、出演者の皆様やスタッフの皆様にとっても今回は、念願の公演だったかと思います。

そして、17日を迎えるにあたっても、当日になってもどうなるかわからない、と言う覚悟のもと誰しもが過ごしていたかと思います。

なので、無事にこの公演を迎えられたことが、まずは一番よかったことだなぁと思いました。

 

作品の美しさや、出演者の方々、スケラボの皆様、関わる関係者の皆様の思いは、是非、下記より映像作品をご覧いただければ一番伝わるのかな、と思います!

nagamekurasitsu.com

 

こちら、オンデマンド配信と言うことで、購入すると何回でも見ることができます!

すでに8月も観た方も、再編集版なので新しい気持ちで楽しめるかなと思います。

このアプリも使いやすいので、良きです。

 

 

さて、「…の手触り」〜昨日の手触り〜の感想を書くと言っておきながら、私がながめくらしつに惹かれた作品のリンクも、下記に貼ります。

これは、youtubeなので、皆様観れます。

www.youtube.com

 

ダイジェスト映像ではありますが、6分もあり、映像作品としての美しさや、現代サーカスの素敵さが伝わるのでは、と思っています。(個人的にとても好きな動画)

 

 

さて、現代サーカスという未知のジャンルに出会った私ですが、まだまだ、どんなものが現代サーカスなのかわからない部分もあります。

日本には現代サーカス集団が他にはいないかな、と思いますが、外国には様々な団体がいるようです。そのため、日本では「現代サーカス」を知っている人も少ないのかなと思います。

 

私がこれまでイメージしていた「サーカス」は、火のついた輪をくぐったり、綱渡りをしたり、空中ブランコをしたり、明るく楽しい音楽とともにパフォーマーがクルクルと動くイメージでした。

そのイメージとは違う作品をつくっているながめくらしつに出会い、とっても感動したことを覚えています。こんなに素敵なものがこの世界にあったなんて!といった衝撃。

 

いつか自分の目で見たいと思ってわくわくしていたので、今回、

「…の手触り」〜昨日の手触り〜

を、見ることができて、私の初めての「ながめくらしつ」を無事に見届けることができました。初めてがこの作品でよかったなと、思っています。

 

これまでのながめくらしつの作品は、「距離の呼吸」をみてもわかるように、人と触れ合いながら身体表現やジャグリングをしています。

そのため、(本番のアフタートークでも演出家の目黒陽介さんがおっしゃってたけど)今回は今までのながめくらしつを知ってる方からみたら、少し毛色の違う作品なのでは、と言うことでした。

 

今の時代、触れると言うことが良しとされない雰囲気の中、あえて触れ合う作品も作ることができたけど、「今じゃないと今後作らないだろうな」と言うものをつくった、とのこと。

やはり「現代」サーカスと言うことで、今の社会を反映しているようです。

 

今の時代だからできた作品を、制限された環境(何かあれば中止になる、見れる人数も限られている…など)で生で観られたことは、観る側にとっても、本当に今しかできない経験だったなと思いました。

 

話は行ったり来たりしますが、私は「距離の呼吸」の音楽が好きなのですが、今回の「…の手触り」〜昨日の手触り〜も同様に、作曲家であり今回の公演のピアニストでもあるイーガルさんの音楽で作られています。

 

ながめくらしつは、パフォーマンスと音楽が対等に存在している、ということを聞きました。そのため、パフォーマンスのための音楽であり、音楽あってのパフォーマンスでもある、と私は感じていました。

今回の「…の手触り」〜昨日の手触り〜もそうなっていて、パフォーマンスを裏で支える演奏でありながら、音楽がパフォーマンスの美しさを引き出していると感じました。

 

事前にCDを購入し、「…の手触り」〜昨日の手触り〜の全4曲をすでに何度も聴いていましたが、本番の沼津のラクーンという空間で、パフォーマンスと共に聴く生の音楽は、まるで別の曲のように感じるほど、印象が全く違って感じられました。

改めて、ながめくらしつの音楽は、パフォーマンスと共存しているのだなと感じました。

 

「距離の呼吸」の音楽が私にとって強く惹かれるものである理由も、多分パフォーマンスと同等の曲の強さにあるのではと、思います。

 

 

現代サーカスというまだまだ知られていないジャンルだからこそ、観る側の感じ方も自由なのかな、と私は思っています。私は音楽を通してパフォーマンスをみたり、パフォーマンスそのものの美しさを音楽のある空間の中で観るのが好きです。

 

「こうやってみるべき」「こう感じるべき」という正しさがないことが、現代サーカスを見る魅力なのかなぁと、観る初心者ながらに思っていて、だからこそ、まだ「初めて」が残っている方々に、初現代サーカス、初ながめくらしつを経験して欲しいなぁ!と思います。

初ながめくらしつが残っている皆様が、羨ましいくらいです!笑

nagamekurasitsu.com

 

ということで、もう1回オンデマンド配信のリンクを貼っちゃいますね!笑

ここから買えます。そして、ながめくらしつの公式サイトが見れます。

 

また、今回のながめくらしつ公演は、スケラボさんとのコラボで、尚且つ静岡県の事業「ふじのくにエールアートプロジェクト」の一環でもあります。

scalelabo.jp

詳細はここから見られますよ!

(妄想会議も面白かった)

 

私の住む静岡でこういった企画が行われていくの、嬉しいなぁ。

 

そして!!!

この「…の手触り」は、連続公演となっています。

12月、来年2月に別の作品が公演される予定なので、今回よりも次回以降、より多くの方と観れたら嬉しいなぁと思っています。(私は次も行きたい!)

 

※追記:

次回は、12/26、27

「…の手触り」〜こころの手触り〜

同じく沼津ラクーンで開催です!※

 

私自身は何者でもなくて、ながめくらしつやイーガルさんの音楽、スケラボさんのファンなのですが、ぜひ様々な人に、現代サーカスに触れて欲しいな、なんて思っています。ずっと世界に日本の現代サーカスが残っていってくれたら嬉しいなぁ!

人が本気でつくった作品って、本当に良いなと思います。

 

そんなわけで、感想と言っても、「本番ができてよかった」ということと「ながめくらしつって素敵だよ」ということをメインに語って終わってしまっていますが、もし良ければ多くの人にこの感想が届けばいいなと思っています。

Twitterでもシェアしますね)

 

生で何かを見たり、人に会うことができにくくなった今、私はこの作品に出会えて本当によかったです。

 

また、観たいなぁ!

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scalelabo.jp

CDもおすすめ!ここから買えます。

 

収録曲4曲/全41分
1. Circumrotation – 夏の車輪
2. Snowed under
3. In a day past
4. 開いた扉